下町の日常、四季の移り変わり、着物やお茶などの昔ながらの和事。
そして、美味しそうな食べ物の描写の数々。
それだけでも読む価値ありと思ってここにアップしましたが、
個人的にはあまり好きな小説ではないかな。
主人公の栞の恋が、美しく描かれているけれど不倫だから、という理由ではなく。
なんというか、春一郎さんが好きなタイプじゃないんだなあー。
ものすごく丁寧で優しいひとなのは分かるけど、なんか好きじゃないー。
う~ん。なんでだろ。
下町の風情とか、日々の暮らしの小さな喜びなんかは石田千さんの文章が好きです。
大好き。
この人の描く文章はサッパリとしているのに、本当に生き生きとしていて、
銭湯の湯気や路地に漂う晩御飯の香りが読んでいるだけで自分の周りを取り囲みます。
▼おススメの一冊!
『月と菓子パン』 石田 千
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投稿情報: Armena | 2012-01-18 17:02