頬杖ぶろぐ: ■朝食ばなな

私は昔っからバナナってあまり好きじゃなくて、これまで自ら好んで食べたことはほとんどない。
果物を好きな理由をあげるとしたら迷うことなく「食感」と「果汁」だ。
バナナにはそのどちらもない。

ウチの旦那さんはバナナが好きだ。（猿か？）
「バナナは手早く簡単にエネルギーを補給できる」と数々のアスリートも云っているからなのかどうかは知らないけれど、旦那さんは朝必ずバナナを食べて会社に行く。
これは結婚する前からずっとそうだった。
（でも、独身の頃はバナナが切れていることも多くあった）

結婚して、新居のキッチンが私の中で一番のお気に入りの場所ということもあり、今は毎朝、簡単な朝食を作っている。（出勤時間が、転職して１０時になったという理由も大きい）

朝食を食べるようになって、二人ともすこぶる体調が良くなった。

その朝食にバナナは欠かせない。
バナナは好きじゃない私なので、必然的にバナナは旦那さんの食卓にしか並ばない。
でも、毎朝、必ず、そのバナナを一欠片（かけら）私にくれる。
私は渡されたその一欠片のバナナをもぐもぐと頂く。
「今日のバナナは特に甘くて美味しいね〜」

「今日のは台湾産なんだけど、ちょっと青臭いね～」

などと感想を言う。

好んでバナナを食べなかった私が、毎朝バナナを美味しく食べるようになった。一口だけだけど。
忙しくて朝ご飯の用意が出来なくても、バナナだけは切らせないように、いつも買い置きしておく。

誰かと生活をしていくってことはこういうことなんだと思う。

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