昨日は新年早々、宝塚を観る。(生まれてはじめて!)
iidaくん(FPN)からチケットを貰った。(知り合いの初舞台とのこと)
群馬の母親とふたりで日比谷の東京宝塚劇場へ。
ものすごく良い席で、つけまつげがバサバサしてるトコまでよく見えた!(笑)
いやー。
独特の世界ですね。宝塚って。
あの派手で独特な化粧と衣装に目を奪われ、「オカマとホストと何が違うんだろ」なんてちょっと不謹慎な思いを抱きつつ観ていたんだけど(ファンの方、ごめんなさい!)人間の目って慣れるんですね。集中して観ていると、段々格好良く見えてくる。
踊りは勿論のこと、座る・立つ・歩く・立ち止まる・振り返る。
そういう基本的な仕草がとても美しい。
タカラジェンヌってあらゆる芸術分野のレッスンを受けているというのを何かで読んだ事があるけど、なるほどなあと実感した。
私は一時期、バレエ鑑賞に凝ったことがあるんだけど、タカラジェンヌってバレエの基礎もきちっと押さえているんだなあという事が観ていて本当に良く分かった。
例えば、バレエは芸術を追求するけれど、宝塚はエンターテイメントを追求していると思う。
芸術とエンターテイメントの違いは、観客を”特別に”意識するかしないか。
陳腐なまでに分かりやすいストーリーも、レトロで奇抜な衣装も、エンターテイメントを追求するという一点に絞られているからこそじゃないかと思った。
私の隣に座っていたおばあちゃんと、その隣の小学生くらいの女の子が、きらびやかなレビューのシーンで「ほぉ」と身を乗り出して感嘆のため息を漏らしていたのが印象的だったな。
元々宝塚って花嫁修業的なところもあるって聞いた事があります。元タカラジェンヌを奥様にしている経済界の方って割といるようですけど、いわゆる良妻賢母的なところでは、凄い方が多いような印象を私は持ってますが実態はどうでしょうか・・・
投稿情報: JT | 2004-01-14 17:00
JTさん、こんばんは。
確かに、「元タカラジェンヌ」という肩書きは政財界のみならずいろいろなところで目にしますね。「東の東大、西の宝塚」と云われる程、宝塚音楽学校に入るのは難関と聞いたことがあります。宝塚から独立して、個人としていろいろな分野でその才能を開花させているひとは沢山いますが、良妻賢母というイメージでの「宝塚」のブランドって特定の業界では強いのかもしれませんね。
それにしても、独身女性だけで構成される歌劇団っていうのは世界でも稀ですよね。面白い世界です。
投稿情報: okuizumi | 2004-01-15 23:59