気付けば今年もあっという間に最終日・・・。
年末年始には時代劇がよく似合う(?)ってことで
先日、『THE LAST SAMURAI』を観ました。
よかった!
明治初期という設定なんだけど、この頃の時代背景って自分の中でもかなり曖昧。
高校の日本史の教科書でも明治以降の近代史の部分はかなり薄く、授業も駆け足だった。(高校時代、勉強した記憶はほとんどないが、日本史だけは得意だった)
今の日本が形成された重要な時期だったと思うんだけど、近すぎて、歴史として捉えるには捉えにくい(都合の悪い?)いろいろな問題があるんじゃないかと思ってみたり。
とうか、例えば鎌倉時代とかの歴史だって、近い時代のひとが読んだら「薄い」と思うような気もするし。
歴史なんてそんなものかもね。
この映画でも、「?」と思う設定は確かにあったけど、この時代にフォーカスした映画は少ないのでそれだけで価値があると思う。
そう思うとよく作ったなあ、と思います。ハリウッドって凄いなあ。
『THE LAST SAMURAI』を観ていて、名作『グラディエーター』を何故か思い出していたのですが、脚本家が同じひとでした。納得。
好きな感覚っていうのはこんな風にどこかでつながりますね。
理解不能な異国文化に迷いこみ、自らを再発見するという映画ではブラッド・ピットの『セブン・イヤーズ・イン・チベット』なんてのもありました。
この映画も良かった。
ところで、THE LAST SAMURAIでは渡辺謙の存在感が非常に注目されていますが、
高校1年のときのクラスメートが渡辺謙の大ファンで(渋い趣味だ!)
毎日「謙、謙、謙、謙」云っていた。
あるとき渡辺謙の誕生日にプレゼントを送りたいとか云って父親が大切にしているまだ封の切られていないウィスキーを学校に持ってきた。
で、何故か包装を手伝わされたのを憶えている。
勿論父親にバレてめちゃめちゃ怒られたそうですが、渡辺謙から直筆のお礼の葉書を貰ったとかで喜んでいたなあ。
渡辺謙を観ると、どうしてもこのアホでかわいらしい高校時代の友人・エリのことを思い出してしまうのでした。
でも、文句なしで格好良かったです。渡辺謙。
渡辺謙のゴールデングローブ賞受賞ならず・・・残念でしたな。まだアカデミー賞も残っているので、そっちに期待しましょう。「ラストサムライ」は、時代劇ファンとしては(お友達のエリちゃん同様、私も“時代劇の”渡辺謙ファンなのだ)、なんじゃこりゃ!?と言いたくなる箇所はあったけれど、ガマン、ガマン。
明治時代を再現した東京?横浜?の街の様子はさすがハリウッド映画っ!!と感動。でもこれから映画も感動のピークに、という時に隣に座った男の子がすごい大声で泣くので、後半は映画に集中できず。カップルで来ていたけれど、こんなに大声で泣いて彼女に振られないかな?と余計な心配をしていたら映画は終わってしまいました。真田広之ももちょっと活躍してほしかったね。悲×2
投稿情報: kuro | 2004-01-26 18:28
あ。kuroちゃんだ!コメント、有難う!
助演男優賞は「ミスティック・リバー」(クリント・イーストウッド監督)のティム・ロビンスが受賞したそうですね。
うーん。残念。
27日には「第76回アカデミー賞」のノミネートが発表されようですが、ここでも渡辺謙の名前があがっているとか。どうなるかな〜。
投稿情報: okuizumi | 2004-01-27 01:10