さて、これは何でしょう?
数年前MUJIで売られていたCDプレイヤーです。
脇のヒモをひっぱって、スイッチを入れる、止める。
カチ、カチと。
先週auから、新しいコンセプトの携帯ということでINFOBARが発表されました。
このデザインを担当したのがIDEO東京オフィスの代表をしていたプロダクトデザイナーの深澤直人氏。
先ほどのMUJIのCDプレイヤーをデザインしたのもこのひと。
INFOBARは30を超えたねーさんたちにとっては、やや「かわいすぎ」という感がありますが、CDプレイヤーの方は、コレ、おすすめですね。
私は朝も夜も、テレビのスイッチより先にオーディオプレイヤーのスイッチを入れるような音楽バカなので、これをベッドの脇の壁に付けたら便利だろうな〜と思って。お店で見たときには深澤さんのデザインというのは知らなかったけれど、シンプルでかわいいなあ、とうっとり。
ちょっと迷ってその後、買いにいったらもう完売してました(涙)
INFOBARに話は戻りますが、深澤氏は、「携帯は急速に発達したが、今後身につける機械としては、時計に変わる装身具になると考えている。しかし、それにしてはどうもプロダクトアウト、実質的な形が表に出過ぎている。これからデザインというものにユーザーのみなさんが興味を持つのではないか」と云っています。
確かに、腕時計の種類ってホントいろいろある訳で、携帯がこれから腕時計のようにいろいろデザインされて出てくる可能性は多いにあると思うし、自分の持つものなので、その考えには大賛成。携帯以外の製品にも、どんどんそういう考えは取り入れていくべきだとも思う。
でも、日本の企業はデザイナーやデザインファームの起用があまり上手ではないですね。
卵が先が鶏が先か、になってしまうんだけど、起用が上手じゃないので、既存のデザイン会社がプロダクトデザインまで踏み込める機会がなく、育たない。企業の中にもデザイン室を設置しようという動きはあまりない(というか、ほとんどない)
勿論、デザイン先行じゃあ、お話にならないけれど、機能美を追及したプロダクトデザインっていうのは思いもかけないヒット商品を産み出す可能性があるんじゃないかと思います。
(追伸)
デザインファームの「IDEO」と云えば、日本ではこの本でも有名になりました。
▼『発想する会社!』
BLOG、面白いですね。
楽しみにしています。
このCDプレイヤー、私も持ってます。
入れ替えが面倒ですが、かなり気に入ってます。
INFOBARは確かに三十路にはかわいすぎ。(笑)
確かに、毎日持ち歩く携帯のデザインはこれからもっと進化してもいいですよね。
投稿情報: KORN | 2003-10-19 02:57