頬杖ぶろぐ

■偏執狂の本棚

土曜日は大きな会議があって早朝出勤。午後には開放。
仕事の後、大学時代の友人であるにんさん邸で開催された古本市にいく。
古本市というか、にんさんの不要になった蔵書を無料で分けて頂くという集まり。

読書家で偏執狂のにんさんから「自宅に本が溢れてて困ってる。一度、見においで」と云われていたのでずっと楽しみにしていたのでした。

にんさん邸は大学時代に遊びに行ったきりなんだけど、まあ、もう、とにかく、なんといっても、でかい家なのだ。
にんさん自身「あ、こんなところにも部屋があったんだ」と、ある日知らない部屋を発見したという逸話もあるほど、でかい家だ。地下ではゴルフ練習もできる。
ど、どんだけ～。

にんさんはフードライターをしていたこともあるので、料理関係の本もいろいろあって、心躍る。
私の本好きのルーツについては以前に書いたけど、やっぱり本って大好き！
人の本のチョイスは、自分とはやっぱり全然違うのでそれを眺めているだけでも面白い。
その中から友人たちが選ぶ本もそれぞれで面白い。

私も引越しのときに、半分くらい手持ちの本を処分してしまったけれど、こんな風に知り合いに譲るのも楽しいかも。

▼夜は近所の美味しい鶏料理のお店（名前失念！）で飲む。二児の母のyamaneちゃんと久しぶりに日本酒をくいくい飲めたのが嬉しかったです。そして、おがもの計らいですんごいスペシャルゲストが来てかなりウケる！ヒゲとストップウォッチです。

■ヒゲ

昨年、縁日でもらったウチのでめ４（フォー）。
まもなく１年ですが全員すくすくと育っております。っていうか、デカくなりすぎ。

大きくなると色や模様が微妙に変わってくるようで（縁日の駄金なので）。
最近になって一番小さかった三色でめに口ヒゲが！！！
あんなにかわいかったのに！？

ということで、すっかり「おっさん」と呼ばれるようになりました。

■帰省

旦那の実家の仙台に帰省していました。
二泊の予定が結局三泊。
松島の花火を見たり、奥州平泉に行ったり、塩釜港の朝市で新鮮なお魚を買ったり。

今年の夏は本当にいろんなところに行って、いろんなものを観て、いろんなものを食べて、いろんな事を感じました。
記憶が鮮明なうちにいろいろとアップしておきたいと思いつつ、なかなか追いつきません。

▼チビ助が一匹増えていてびっくりした。かわいすぎ。二匹揃って朝起こしに来るのです。たまらん！

■熱海は日本のモナコになるのか

熱海から戻りました。

熱海に行くのはたぶん７年ぶりくらい。
前回行ったときも箱根か何かの帰りに立ち寄っただけ。

熱海というと。
むかしは新婚旅行客で賑わっていたらしいのに、すっかり寂れてしまった温泉街。
が、ここ数年で再生しつつある。

そんなイメージの街。

今回、不良妻夫妻に誘われ、海を見下ろす（横文字でいうところのオーシャンビュー）リゾートマンションに宿泊し、再生しつつある熱海を体感しました。

お天気に恵まれたってこともあるけど、東京から車で二時間のところに、確かに楽園はありました。
海、山、風、太陽、温泉、美味しいお魚、ゆったり流れる時間。
どれもこれも昔から熱海にあるものなのに、７年前に寄ったときとは確実に何かが変わっていました。

そんな訳で。
リゾート気分満喫！
リラックスしすぎ～。
酒、呑みすぎ～。（またもや！）

▼今回のメインイベント。リゾマンのベランダから海上花火鑑賞。気分はセレブリティ。ワイン呑みながら「たまや～」を連発。セレブウは「たまや～」とは叫ばない筈。

▼モナコ！？





















▼いや、日本。

▼カフェなんかもできていたよ

▼でも、海に続く道は変わらないで欲しいな。駅前の商店街にあったスマートボールのお店が閉店していたのは残念です。

▼基本的に自炊。最終日の朝ご飯は冷蔵庫の残りもの一掃メニュー。そんな訳で和洋折衷。

▼はあ～、極楽、極楽～♪

■日本×豪州

昨夜は自宅にて日本×豪州のサッカー観戦。

土曜出勤だったので仕事の後猛ダッシュで家に戻りサラダと枝豆だけ作る。
昨日のメインは近所の不良妻夫妻がラ・ピッコラ・ターヴォラ でピザを二枚テイクアウトしてきてくれたのです。
ここのクワトロ・フォルマッジは本当に本当に美味しい。
自宅にいながらこんなに美味しいピザが食べられる幸せよ。

ビール、ワインを呑みながらサッカー観戦。
出足は鈍く、PKの最後の最後の１球で決着がつくというなんとも劇的な試合でした。

PKって運だよね。見てられないよねー。と言い合う私たち。
オシム監督も控室に引っ込んでしまった。PKは見ないらしい。
やっぱり面白いおっちゃんだな。

▼伊東の海老の干物。焼いてるときから近所中の猫が集まってきそうなたまらない匂い。濃厚で旨っ！ここで男性陣は日本酒へ突入。

■夏のはじまり

ベランダの掃除をしていたらトカゲに遭遇。
夏ですなあ。

▼隠れてるつもり？

▼朝顔はわさわさと伸びております。

■猿ヶ京とたくみの里

アメリカに暮らす叔父一家が孫まで含め総出でやってくるということで、この土日は久しぶりに一族集結。
猿ヶ京温泉（まんぐー）の猿ヶ京ホテルへ。
それはもういろんな意味で大変な騒ぎ。

猿ヶ京はこどもの頃何度か来たらしいのだが全く記憶なし。
この猿ヶ京ホテルは、掛け流しの温泉でなかなかいいお湯。何より露天風呂がすばらしい！
食事も豆腐懐石で美味しい。

近くにはたくみの里という、そば打ち、藍染め、竹細工、紙すきなど２４種類もの伝統的な工芸を体験できるエリアがあり、久しぶりに日本に来た従姉妹夫婦やそのこどもたちも興味深そうだった。
このたくみの里は、よくある出来合いの工芸施設の集まりではなく、昔ながらの住人が普通に生活をしているエリアにそういった施設が点在しているのが面白い。
見渡す限り電柱や電線は全くなく、水田や果樹園に囲まれた昔ながらの家屋が立ち並ぶ様は美しく懐かしい。

もっといろいろとアップしたいのだけれども、タイトなスケジュールにハードな呑み、９人のちびっこたちのお相手で、今日もまだ疲れが取れず。
ということで、とりあえずメモ程度。

かなり充実した週末でした。
猿ヶ京。オススメですヨ。

▼今日の朝ごはん。昨日たくみの里のパン工房「麦の香り」で買ってきた五穀パンでサンドイッチを作る。旅先で美味しそうなパン屋さんを見つけると入らずにはいられませんな。

■打ち上げ♪

ようやく屋台からっ風の打ち上げが出来ました。

屋台当日も楽しかったし、打ち上げも皆酔っ払いで楽しかったなあ。

派手じゃなくても、偉くなくても、皆が楽しくて、美味しくて、にこにこしているのがいいな。
それを見ているのがとても楽しいな。

■明神能を観る

遅ればせながら先日の薪能の感想。

屋外でお能を見るのははじめて。
今回は薪能ということで、神田明神の境内に巨大テントを設置し、かがり火の中での開催。

演目は前半が人間国宝の野村万作氏の狂言「痩松」。
後半が遠藤勝實氏の能「鉄輪」。

友人のkuroちゃんの言葉を借りると

「痩松」とはオマヌケな山賊のコメディで、
「鉄輪」は嫉妬に狂った女が鬼になるホラー。 （有名な丑の刻参りの話ね）

確かに、確かに。

前半の野村万作氏の舞台は、屋台をやっていたのでチラ見程度。
観に来ていた友人たちによると台詞なども比較的分かりやすく面白かったとのこと。

休憩時間に屋台も完売したので、後半のお能は後ろに立って見せて頂く。
うーん。幻想的で芸術的だけど全く分からないっ！拍手のタイミングもやっぱり分からないっ！
分からないけど、なにか神妙な気持ちになるし、題材の怖さはちゃんと伝わってくる。

江戸時代、江戸っ子に親しまれていたという神田能。
当時は本当に真っ暗な中、かがり火だけでこの舞台を見ていたら相当怖かったんじゃないかと思う。
演目によっては幻想的だったり、楽しかったり、庶民にとっての貴重な能楽だったんだろうなあとしみじみと感じ入る。
音楽（笛や太鼓の音）や合いの手（というのでしょうか）も不思議にココロに響くのは遺伝子が憶えているからなのでしょうか。
意味も分からないのにずっと見ていたい、聞いていたいと思いました。

私の知らないところで、こんな風に脈々と受け継がれているものはまだまだ沢山あるんだろうなあ、と思いました。
４００年前の江戸っ子たちとの時空を超えた共有。興味のある方は是非一度観てみてください。

■屋台からっ風

昨日は薪能「幽玄の花」が開催された神田明神の境内で「屋台からっ風」を運営させて頂く。

お天気にも恵まれ、薪能も４００席超の満員御礼。
屋台からっ風もお陰さまで完売御礼です。

昨日のメニウは以下の通り。

・からっ風　三色いなり（桜いなり、山椒いなり、五目いなり）
・田舎風手作りみそおでん
・和スィーツセット　特製どら焼き＋焙じ茶ラテ（単品売りもあり）

この数日は寝ても覚めても、仕事をしてても、友人と飲んでても、家でご飯を作っていても、頭の中ではおいなりさんとみそおでんと、どら焼きのことばっかり考えていたので、無事に終わってほっとしています。

数時間だけの屋台なのでこれで儲けようなんて考えははなっからありませんが、やるからには黒字を目指す！というのが当初からの全員の目標。
素材にこだわりつつも、コストを抑え、見た目も楽しくかわいく（でも、薪能のイメージを損なわず！）、そして何より美味しくなくちゃ、ね。

屋外の販売なので衛生面にも気を使い、殺菌作用の高い食材や調味料を考えたり、大量に効率よく作るために段取りを考えたり、普段のお料理では考えたこともないようなことを考え、いろいろと勉強になりました。

大変だったけど楽しかった。
美味しいと云ってもらえるのは嬉しくて、ありがたい。
本当に。
おかげさまで皆で打ち上げが出来るくらいの黒字にもなりました。

屋台からっ風、ひとまず、大成功です。
また、いつか、どこかで！

＃薪能の感想はまた明日～。

▼一番手間のかかった三色いなり。
ガリを桜型に抜いて乗せた桜いなり。どんこの風味を生かした五目いなり。評判のよかった山椒いなりはちょっとおとな風味です。

▼いなり仕込中。炊いたお米２３合、作ったいなり１７０個弱。つめつめ隊のマキロン先生、寝不足の不良妻、大活躍です！

▼本当はもっと粋なパッケージにしたかったわけです。竹皮のやつとか。でも４００円で売るいなりに単価１００円のパッケージは、、、ということで断念。「からっ風」スタンプは消しゴムを彫って作ってみました！

















▼kamihigoちゃん手作りのどら焼き。ふかふかの生地が絶品。あっという間に売り切れご免！でした。

▼まんぐー産みそおでん。こんにゃくはこんにゃく芋から、お味噌は大豆から作った熟成１年ものを使った本格手作り。