月イチくらいで日経新聞の中に入ってくるTHE NIKKEI MAGAZINEという折込誌。
時々ハッとするような美しい写真や面白い記事が載っていて、密かに楽しみにしている。(別に密かにする必要はないけど)
最新号でムンバイのダバワラという弁当配達集団の話が出ていた。
すごく興味深く読んだ。
日本でもテレビや雑誌で取り上げられているようで知っているひとも多いのかも。
私はこの記事ではじめて知った。
都心の金融街で働くサラリーマンに自宅で作ったお弁当を届けるシステムらしい。
旦那さんが会社に着く頃、お弁当は各家庭から回収され、ダバワラさんたちによって電車を使って会社まで運ばれるんだって。
何故?
旦那さんが自宅を出るときに奥さんが作ったものを渡せばいいのでは?
という発想はきっとインドではナンセンスなんでしょう。
ダバワラさんたちによって配達される愛妻弁当の数がざっと15万個以上!
パソコンも携帯も使わず、ほぼ定刻通りの誤配達なし。
その歴史は英統治時代の1980年代から続くとか。
(ちなみにダバワラさんたちの多くは文字を理解できないらしい。)
インドの交通事情とか、発展しない外食産業だとか、家柄だとか宗教だとか、決してプラスだけではない様々な要因も含め、この伝統あるシステムを現代まで継続させているんだとは思うけれど。
なんというか、インドってすごいなあと思いました。
そして、世界は広いなあ。
今度インド新聞のiidaくんに聞いてみよう!
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