昨日、久しぶりに「暮しの手帖」を買う。
好きな料理家の高山なおみさんと長尾智子さんの記事が掲載されていたこともあって。
今でこそ、「Ku:nel」や「天然生活」「Lingkaran」なんていう、日々を丁寧に暮らすといったコンセプトの生活情報誌が創刊されているけれど、昭和23年から発行され続けているこの「暮しの手帖」こそ、こういったトーンの雑誌のハシリだったと思う。
文章も写真も挿絵も、タイトル画も、レイアウトも、本当に丁寧に作られている。
紙の質感も心地よく、頁をめくる目にも手にも優しい。
創刊当初から広告なし。
雑誌であって雑誌ではない質の高いスタイルを貫く。
「暮しの手帖」にはひとつ思い出がある。
小さい頃母が購読をしていて、私もたまにぱらぱらと眺めていた。
小学校の数年間、毎年母の日に「ママさん本」という本を作ってプレゼントしていた。(このタイトルもどうかと思うけど、、、)
今思えば、要は「暮しの手帖」のパクりだった。
しかも小学生の手仕事なので、普通のノートに何かで見たり聞いたりしたちょっといい話や面白い話を、ヘタなイラストをつけてせっせっと書き込んでいた。(勿論母親の知っているような豆知識ばかりだったと思う)
ウチの母は私が生まれても仕事を辞めず、仕事と家事を見事にこなしていた。
いつも忙しそうだったので「お風呂に牛乳を入れてゆっくりつかって疲れをとりましょー!」なんて、こどもながらに母を気遣う一文を入れたりもしていた。(我ながらいい話だ!笑)
しかし、さすがにノート1冊を埋めることが出来ないので、いつも「ここから後ろはメモとしてお使いください」という締めで終えていた。
「暮しの手帖」をみるたびに思い出します。
あったか〜〜い・・・・。小さい頃のこと・・・・お!昨日のことですね・・・・
文章の楽しさとか、気配りとか、学ぶ心とか、色々ブログの中を拝見しているうちに、基本の基が、小さい頃から育まれているんですね。素敵です!
先輩主婦は最近ゆるんでいたかな?って、こちらの写真を見ては、いかんいかん軌道修正!!と、ぬか漬けを始めたり、ブンブンFPを廻して、ゴソゴソと楽しい日々を始めました。・・・・そうそう、新婚当初は、どっかのCMのようにピッカピカだったのに・・・
いろんな物を見えているのに、見なくなっていた感あり・・・・
気づかせて頂いて感謝します。
あ!それからね、うちのテーブルの天板が同じ木目なんです。別にどうって事ではないのですが、なんだか嬉しくて・・・・
投稿情報: miyuki | 2007-05-27 00:33
いつも温かいコメント、有難うございます!
確かにそうなんです。面白いもので、今興味のあるものへの片鱗は小さい頃にちゃんとあるんですよね。
このブログは、私自身がこういった、忘れていたことを思い出すきっかけになっています。
私も、見えているのに見えないフリ、、、。あります!
たくさんあるなあ~。
常にピカピカは難しいし疲れちゃいますよね。
せめて楽しんでやれたらと思っています。
この天板の木目、お気に入りです♪
投稿情報: okuizumi | 2007-05-28 23:17