『砂漠の戦争 イラクを駆け抜けた友、奥克彦へ』 著:岡本行夫
仕事関係の方から頂いた一冊。
戦争。イラク。テロ。
普段の自分では絶対に手にしない一冊。
電車の中で読み始めてすぐ、胸が詰まる思いがした。
当時、首相補佐官だった岡本行夫氏が奥克彦参事官の死の知らせを受ける場面ー。
私にとって、正直、イラクもテロも現実感の伴わない遠い処での出来事だったし、
それについて語るには、私はあまりに無知で、無防備で、無関心だ。
けれど、この本を読みはじめて、イラク事情、イラク戦争、そして日本がイラク復興に向けて具体的に行っている支援について、少しだけ分かった。
常に死と隣合わせのその国で、精力的に活き活きと支援活動を展開していた奥克彦氏。
読んでいて、目の前に土埃が舞うような錯覚さえ起こる。
遠い国の出来事と片付けてしまうには、この死はあまりに重い。
ー読み終えたらまた感想を書きます。
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