『だめだこりゃ』 いかりや長介
ちょうど半年くらい前に読んだ本です。
いかりや長介さんが闘病生活から退院したタイミングだったかな。
本屋さんで「だめだこりゃ」というタイトルを見て「なんだこりゃ」とふと手に取り、読みました。
この本は、バンド「ザ・ドリフターズ」としてビートルズの前座に出演、お笑いグループとしての「ザ・ドリフターズ」での活躍、また、俳優として「踊る大捜査線」などでの活躍は記憶に新しい、いかりや長介さんの自伝です。
仕事に打ち込む男の、純粋で豪快な生き様が、気負わずさりげなく書かれています。
人生の後半に身を置くひと特有の落ち着いた文章で、読みやすい。
常にゼロから新しいことに取り組む姿勢を崩さす、70を超えても、
「まだまだこれからいろいろやっていきますよー」という現役のメッセージが伝わってきて力強くもありました。
私の世代はまさに「8時だヨ!全員集合」から「オレたちひょうきん族」への移行時期。
私は割りと最後まで全員集合派だったような記憶があります。
これまで、往年のベテラン俳優や、お笑い界の大御所が亡くなったというニュースを聞いてもピンと来ませんでしたが、長さんの死はショックでしたね。
私たちの世代の多くは同じ気持ちなんじゃないかと思います。
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