配役陣でも話題になっていたNHK大河ドラマ「新選組」が昨日から始まりましたね。面白かったです。
前回の大河ドラマ「武蔵」は、「おれはつおいっ!」を連呼する市川新之助の顔に力が入りすぎていて、観るのを途中で断念してしまいましたが、今回は脚本が三谷幸喜ってこともあり期待。ただ、「古畑任三郎」(フジ)や「王様のレストラン」(フジ)ではストーリーテラーの才能を充分発揮していますが、「竜馬におまかせ!」(日テレ)という時代劇ではハチャメチャだった記憶があります。今回も、時代劇。しかも、NHK。大丈夫かな〜。
昨年は、映画『竜馬の妻とその夫と愛人』なんてのも書いてます。(坂本竜馬は出てきませんが)
三谷幸喜氏の作品で、最も印象に残っているのは『出口なし!』という芝居。10年程前、友人に勧められて観たんだけど、すごかった。多重人格心理ドラマ、とでもいいましょうか。ちょうどサイコ系の小説やドラマが流行り出した頃で衝撃的だった(普段は観ない「芝居」という形式だったのも個人的には斬新だった)。笑えるし、怖いし、ぐっとくるし、考えさせられるし。深かった!
三谷幸喜氏の人間観察能力ってすごい!と思ったのを憶えています。
今観てもきっと新鮮だと思います。
重いテーマで観客を泣かせたり怖がらせたりすることは簡単だと思う。でも笑わせるのって難かしい。
全部の要素がほどよく織り込まれた作品。唐沢寿明の演技も圧巻。DVDとか出てないんでしょうか。
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