『ロンド』
版画家柄沢斉の小説デビュー作品。
幅5センチ程のボリュームのある長編ミステリー。
「ロンド」という一枚の絵画をめぐる殺人事件と、その絵に隠された人間の生と死の謎。
今朝はいつもより1時間もはやく出勤しなければいけない日だったのに、この本を読み切ってしまいたくて、昨夜は3時半までこれを読んでいて寝不足。
もの凄く面白いので夢中になって、、、ということではなく、読んでくうちに「あー、これはあまり好きじゃないなあ」と思ったのだけれどここまで読んだら先が気になるので一刻もはやく読み切ってしまいたい、という気持ちから(笑)
古本屋さんで手に取り
「かつて『虚無への供物』も『薔薇の名前』もその登場を同時代で迎えた人々がいたように、今、あなたは『ロンド』の登場を目の当たりにする。版画家・柄澤齋が小説家・柄澤齊へと変貌する」という帯にやられ購入。
版画家としての評論文など定評のある方のようで、実際、流麗な文章は文学好きなひとにはおすすめかも。
前半は引き込まれますが後半はダメでした(私は)
文学的な横溝正史っていう感じだったなあ。
それにしても奇せずして、画廊ネタが続きマス(笑)
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