こんなにも真剣に子どもたちの健やかな成長を願う子どもの日があったでしょうか。
原発のこと。
放射能のこと。
そして、被災地のこと。
知れば知るほど、暗澹なる気持ちになりますが、子どもたちを守り、未来につなげていくのが周りの大人たちの役割だと実感しています。
残念ながら今までのところ、国も企業も信頼できるとは云い難い。
自分や家族の身は自分たちで守る。
まあ、よく考えれば当たり前の事なんですけどね。
(でも、それが出来ない場所や人たちを、国や企業は救出する義務があるとは思います)
情報はいくらでも取れる時代。
自分に合った信頼できるアドバイザーを見つけたり、必要な情報を取捨選択したりしていく力がこれから一層重要になっていくと思います。
頭を使ってこれからどうしていくべきかを考えて、体を使ってそれを実行に移さないといけません。
花びらが舞い踊る春の桜並木。
生命の力が匂い立つような鮮やかな新緑。
雨の中、ばしゃばしゃと音を立てて歩く自分の長靴の先っぽ。
太陽の光を反射して、きらきらと輝く水面。
大きな大きな太陽が海を真っ赤に染めて、やがて沈んでいくあの奇跡のような瞬間。
夏の終わりを突然告げる、頬をなでるひんやりと涼しい風。
仰ぎ見る、どこまでも続く青空と白い雲。
燃えるような紅葉。
音もなく降り積もる真っ白な雪。
日本って本当に美しいなあ。
当たり前だと思っていた景色が、今、全部、愛おしい。
この空の下で思い切り深呼吸をして、緑の絨たんの上をゴロゴロと好きなだけ転がりたい。
そう。
この子には色々な場所を見て欲しい。
色々な風景を、見て、触って、感じて欲しい。
そんな願いさえも叶わない日本になってはいけない。
この木の器、とても良いですね。
なんの木でしょうか。
投稿情報: kinoutsuwa | 2011-06-11 16:11