ルーシー・リー展を見たあと、国立新美術館の中のポール・ボキューズで遅めのランチ。
フランスの星付きレストランの味をリーズナブルに、カジュアルに楽しめるというポール・ボキューズのコンセプトは素晴らしいとは思うのだけれど、バゲットを持ってきてくれたとき、
「バターは有料になりますが、いかが致しますか?」と聞かれた。
確かに、メニューにもエシレ・バター30g 500円と明記してあった。
うん、うん。確かにエシレは普通に買っても高いので、妥当な値段かもしれない。
エシレ・バターは捨てがたいが、この後出てくる高カロリーのお料理との兼ね合いも考え(勿論、2860円のプリフィクスのコースに500円のバターってどうなの?という声も一瞬頭をかすめたのは否めない、、、。しかも、これがアルコールの追加オーダーだとしたら全く逡巡しないことも否めない、、、)、
「んー。バターはいりませんが、もしあればオリーブオイルをいただけませんか?」と聞いてみた。
そしたらですね。
びっくりすることに、
「オリーブ・オイルも有料ですが、よろしいでしょうか?」とうやうやしく云われてしまった。
おー、きざんでくるねー、と思った。
オリーブオイルって、お塩とかと同じ感覚なんだけどなあ。
確かに、フランス産の美味しいお塩もオイルも、日本で買うとそれなりに高い。
高いけど、そんなに大量に使うものでもないし。
そもそも、ヒラマツグループなら美味しい塩もオイルも安価で現地から仕入れることが出来ると思うんだけどなー。
オリーブオイルくらいはコース代金に入れようよ、、、。
なんというか、
「これだけリーズナブルに提供しているのはですね、こういう部分を全てそぎ落として、ようやく提供出来ているんですよ!普通にフレンチを楽しみたければ、結局やっぱりそれなりにお金はかかりますよ。当然ですよね?」
と、すごくアピールをされているようでイヤだった。
そして、ホールのスタッフのひともさすがに「オリーブ・オイルも有料でございますが」と云うときに云いにくそうだった。
うやうやしく云おうとしているのが余計なんか気の毒。頼んだ自分も気の毒。あはは。
なんだろうこの感じ。
国立の美術館の中、緑が美しく映える素晴らしいロケーションで、手の込んだ美味しい食事が出来るなんて、外国みたいで素敵なことだと思うし、実際、お料理も普通にちゃんと美味しかったので、この「オリーブ・オイル シルブ・プレ」事件は逆に衝撃的だった。
そんな訳で私のブログでは珍しく辛口エントリーです。
本当はお店の評価とかって全然したくないし、興味もないし。
居心地のいい、美味しいものが食べられるお店が好きなだけ。
ただ、今回はなんともいえない妙な衝撃を受けたので、自分のメモ用に残しておきます。
ポール・ボキューズさん、ごめんなさい。
いろんなお店がありますね。
▼ちなみにこのプリフィクスコース。デザートはばっちり付きますが、食後のドリンクは付かず、別途オーダーです。
でも、これはヨーロッパのレストランやビストロのコースでは大抵どこもそうだったような、、、。食後のドリンクサービスは日本のレストラン文化なのかも。
わ・か・りまっす!!!
別のお店ですが同じような経験をしたことがあって、、、。
といっても、オリーブオイルじゃなかったんですけど。
オリーブオイル有料はさすがに今までないな。笑
値段の問題じゃなくて、サービスの問題という風に感じちゃいますよね。
テンションが下がります!
あー、なんかすごい「そう、そう、そう!」と思ったので思わずコメントしちゃいました。
間もなく、仕事終了~~~。
まだ職場です。笑
投稿情報: rico | 2010-05-10 18:07
ricoさん
コメントありがとうございます!
ブログをあまり更新してなかったので、遅レスすみません。
>値段の問題じゃなくて、サービスの問題という風に感じちゃいますよね。
そうですね~~。
いろんなコンセプトのお店があると思うんですが、私はまあ、サービスが良く感じのいいお店が好きなんだなあ、と思いましたね。
投稿情報: おっくぼ | 2010-05-19 11:16