最近続けざまに「小さい頃どんな本を読んでいたか」という質問を受け、考えた。
・松谷みよ子 『ちいさいモモちゃん』
・松谷みよ子 『ふたりのイーダ』
・佐藤さとる 『だれも知らない小さな国』
まだまだ好きだった本は沢山あるんだけど、頭をガツンと殴られたような衝撃を受けた本というとこの3冊。
(しかも松谷みよ子さんが二冊なんだけど、これはどちらも外せない、、、)
3冊とも、はじめて読んだときのシチュエーションまでばっちりと思い出すことができる。
前にも少し書いたけど、私の読書量は小学校3年生の夏がマックス!!!
近所に住むやえもんと、一日に2回、市立図書館に通い、一日6冊のペースで本を読んでいた。
(1回で3冊までしか借りれなかったので)
何かにとりつかれていたとしか思えない驚異的なペース。笑
なのでこの時期に読んだ本はやはり印象深い。
この時期、私の3つ上の従姉妹が東京から遊びに来ていて、
彼女が持っていた本が佐藤さとるさんの『だれも知らない小さな国』だった。
私がいつも読んでいる本よりも本のサイズも字も小さくて、なんだかオトナっぽいな~~と思った。
ちょっと読ませて貰ったらすごく面白くて、従姉妹たちをほったらかして、おばあちゃん家のソファでずっと読んでいたのを憶えている。
まだamazonは勿論、チェーン展開している大型本屋さんもない時代。
欲しい本は父がよく行く街の本屋さんで取り寄せて貰うのが当たり前だった。
このコロボックルシリーズの続編も、いつ届くのか、本当にわくわくしながら待っていた。
そんなことを思い出したらモーレツに読みたくなってamazonで注文。
大人になった今再読し、改めてすばらしい本だと、感動しました。
そして、自分はなんだかずいぶん遠いところに来ちゃったなあ、と少しだけ哀しくもなりました。
村上勉さんの挿絵も素晴らしい。
この挿絵あってこそのコロボックルだ!
小さい頃に出会えていて、よかった。
▼『だれも知らない小さな国』 佐藤さとる
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