今週はじめ、料理家の辰巳芳子さんの講演を聞いた。
80歳を超えるお歳にも関わらず、若々しく、好奇心に溢れ、たおやか。
ころころとよく笑い、矍鑠(かくしゃく)とした魅力的な方だった。
食べるとはなにか
なぜ食べなければならないのか
美味しいとはなにか
いろいろと興味深いお話を聞くことが出来たけれど、一番印象に残った言葉。
「料理家の仕事とは、人間のはじめから終わりまでの命への奉仕」
胸にストンと落ちました。
これは料理家というだけではなく、料理をするひと全部に言える言葉なんじゃないかな。
講演の中でも紹介されていた辰巳さんの著書『食の位置づけ ~そのはじまり』を早速読み始めました。
読み終えたら感想、書きます。
これってもしかして紀伊國屋での講演ですか?
ソーシャルコンシェルジュの代表も同じ会場にいたみたいです。
命のスープ、深いですよねー。
投稿情報: mina | 2009-06-17 23:36
「料理家の仕事とは、人間のはじめから終わりまでの命への奉仕」ですか・・・・染みました。
私はプロフェッショナルとしては料理に携わっていないので、「命へ奉仕する」と言い切る気概はないけれど、もっともっと一緒に食卓を囲む人の心に寄り添った一品をつくりたいと思いました。
ついつい、自分の食べたいものを作っちゃうんだけどね。
この本、読みます。いつも大切なことを教えてくれてありがとう。
投稿情報: ぷひ | 2009-06-18 10:45
辰巳芳子さんにお会いできてよかったですね。私はTVでしかおめにかかってないので、、、
いつも、お話し聞くと原点に戻されます。
大好きなお母さんのような素敵な方です。
きちんと作るスープがやさしいのですね。
家族が風邪引いたときにはいつも思い出して手抜きしないようにつくっています。
投稿情報: まー子 | 2009-06-19 00:38
minaちゃん
そうです。そうです。
紀伊国屋の講演です。
年配の方も多く、いつも自分が行くイベントや講演とはちょっと違う感じでおもしろかったです。
命のスープは深いね~。
最初に購入した辰巳さんの料理本です。
投稿情報: おっくぼ | 2009-06-21 01:12
ぷひちゃん
私もそんな気概はまだまだ持てません。
でも、そんな私たちのために辰巳さんのような料理家がいるということだと思います。
その考え方を聞くだけで、ちょっと背筋が伸びるからね~。
投稿情報: おっくぼ | 2009-06-21 01:15
まーこさん
そうですね。
ほんと、お母さんのような、おばあちゃんのような。
きっと昔は辰巳さんのような人生の先輩が、普通に家族や近所といった生活の中にいたんだろうなと思います。
戦後の日本は便利さや物質的な豊かさと引き換えに、何か重要なものを失っていますね。時代の流れには逆らえないと思いますが、せめてこれ以上失うことのないように、と思います。
投稿情報: おっくぼ | 2009-06-21 01:23