遅ればせながら、去年の暮れあたりから角田光代さんの小説にハマっています。
既に15冊くらいは読んだと思うのですが、先日読み終えた『八日目の蝉』。
衝撃的すぎてうまく言葉で表せないのですが。
絶望と希望が圧倒的な力で混在していて、思い出しても苦しくなるような小説です。
一文のもつ力。
その、一行が目に飛び込んできた途端、ぶわっと涙が溢れました。
自分でもびっくりした。
以前、まだ角田さんの小説を読んだことがなかったときに角田さんのインタビュー記事を読んだことがあります。
平日毎日7時には仕事場に行き執筆をはじめ、5時には仕事を終えて、自宅に戻りご飯を作る。
週末には仕事をしない。
そんな内容でした。
まだ若いのにこんな風に規則正しく執筆をする小説家もいるんだなあ、そんな人が書く小説はどんなだろうか、
と、そのインタビューの内容はずっと頭の隅に残っていたのでした。
角田さんの小説は、そんな規則正しい生活ぶりからはちょっと想像できないような内容でした。
でも、なんとなくテーマは常に同じところにあるような気がします。
角田光代さん、好きです。この本、まさに読んでみたいと思っていたものです。そうか、やはり泣けるのですね。かわなきゃ。。。
投稿情報: えがこ | 2009-03-01 22:50
角田さんの小説、面白いですよね。(ぐったりすることが多いけど)
この『八日目の蝉』は他の作品とは一線を画してる感じです。
是非、読んでみてください~。
投稿情報: おっくぼ | 2009-03-03 13:53
おひさしぶりです~
(でも いつもブログ楽しく拝見していますっ)
おっくぼさんのアップを見るや否や アマゾンから取り寄せました笑
普段 つい仕事に関するものばかり
手にとってしまいがちな私には
淡々と低い温度帯のような文章から発せられる
ものすごいパワーに
心臓が ばくばくし続けてしまいました。
(読後もまだ余韻が・・・)
読みながら、いっしょに 走って
息切れするような、擦り傷ができるような錯覚。
またご紹介くださいませませっ
それから、まだまだ寒い毎日がつづいていますが
おかぜなどめしませんようにっ
じぼご
投稿情報: ぽてん | 2009-03-04 11:31
じぼごさん!
早速読んで頂き、感想まで入れてくれて嬉しいです。
ほんとに、どきどきしながら一緒に走ってました。私も。
逃げ切ってほしかったとさえ思ってしまう。
逆に、じぼごさんが仕事に関するもので面白かった本に興味あります。今度オススメ教えてください。
雨続きで、青空が待ち遠しいです。
花粉はつらいが、春よ来い~!
投稿情報: おっくぼ | 2009-03-06 16:07