さて、再び旅行記(食いしんぼ編)です。
ベトナムエアラインでホーチミンからカンボジアのシェムリアップまで約1時間。ハノイからは約2時間です。
日本からの直行便はなくベトナム経由かタイ経由が多いようです。
ちなみに韓国からは直行便が開通し、アンコール遺跡群の観光客のナンバー1は今や韓国だとか。
ベトナムを後にした私たちは夕方カンボジアのシェムリアップ空港に着きホテルにチエックイン。
カンボジアではメリディアンに宿泊。
素朴な風景の中に高級リゾートホテルがばんばん建設されているあたりもバリ島を思わせます。
10年もしたらこのシェリムアップの街もまったく違う姿になってしまうかもしれません。
カンボジアでは現在のカンボジア料理と古くからある郷土料理のクメール料理のレストランが多かったようです。
このクメール料理がなかなか美味しい。
隣国のタイやベトナムの影響を多く受けているようにも思われますが、タイほど辛くなくベトナムほどクセのない味付けは、日本人好みかもしれません。
何より、牛も豚も鶏も放牧に近い感じで飼育されているので美味しくない訳がない!
米作りも機械や薬は使わず、水牛に農具を引っ張らせて畑を耕しているのを見かけました。
少し田舎に行くと、そんな風景をあちこちで見ることができるのもカンボジアの大きな醍醐味です。
■カンボジア1日目
ホテルに着いて明日以降の遺跡めぐりの予定を決めたり、現地のツアー会社に手配をお願いしたりしていたらすっかり遅くなってしまい散歩がてら近所のレストランを探す。
しかし、夜9時前だというのに道は真っ暗。人通りは少なく(現地人ばかり)、トゥクトゥクやバイクの客引きが寄ってくるのでちょっと緊張する。(シェムリアップにはまだタクシーやバスはなく、近場への移動手段はバイクかトゥクトゥクが主流。オールドマーケットまで1~2ドルが相場。遠出や1日あちこちの遺跡を移動する場合は現地のツアー会社などに相談して車をチャーターする。日本で申し込みをするよりも現地で調達した方が全然安い。)
レストランらしきものがあっても既に閉店しているところが多く、「今日の晩御飯はベトナムでもらったフォーのカップ麺か、ホテルの中のフツーのレストランか、、、」と半ば諦めかけていたところ、前方にお店の明かりを発見。おそるおそる入店。店内は暗め。でも沢山のヒトが楽しそうに飲んだり食べたりしているのでここにする。よくよくみると現地のひとばかり。英語もほとんど通じない中、とりあえずビールとチャーハンらしきものと魚のフライらしきものを頼む。出てきたビールが「アンコールビール」というアンコールワットの図柄入りの銘柄で、にわかに旅気分が高まる。チャーハンは思いのほか美味しく、そしてボリュームがあった(4人前くらいあった、、、)。そして、いよいよ魚のフライが登場。てっきり切り身のフライがやってくると何の疑いもなく思っていたので、丸ごとこんがりと焼かれた巨大グロテスク魚が目の前にバーンと登場したときはほんとーーーにびっくりした。いきなりここで「世界ウルルン滞在記」気分になる。食べながら、「あ、これはベトナム料理でもよく出てくる雷魚では」と思い当たるがとにかくデカいし、こんなに至近距離で雷魚を見るのははじめてなのでインパクトの強さはお店を出るまで変わらず。お店に併設された隣のガラスばりの部屋ではカラオケ大会のようなものが開催されていた。
後で聞いたがカンボジア人はテレビとカラオケが大好きなんだそうだ。
オールドマーケットのレストランやカフェは10時過ぎまで開いているので、トゥクトゥクでそこまで行ってしまえば普通に美味しい食事も可能です。
店内はこれくらい暗かった。間接照明とかそういうことではない。
はい。これが問題の巨大魚です。顔は怖いが淡白で普通に美味しいよ。
■カンボジア二日目
オールドマーケットをぶらつく。街並みが懐かしい感じで妙に和む。オープンエアのカフェでアンコールビールを一杯。朝ごはんをしっかり食べたのでお昼は抜き。生態がおっさんのようになってきた。
オールドマーケットの中枢。街の台所。野菜、肉、魚、米、果物。ありとあらゆるものが売っている。見飽きない。
アンコールワット、アンコールトムを周った後、オールドマーケットに戻り晩御飯。アンコールワットではバケツをひっくり返したようなスコールに降られびちょびちょになるも街に戻ったときはすっかり乾いていた。レストランのオープンエアの席から頭上を仰ぐとカンボジアの夕闇。濃く深い藍色。通りを吹き抜ける湿った風。聞いたことのない音楽が遠くから聴こえてくる。懐かしいのか心許ないのかよく分からなくなる。旅はいいなあ。ビールがうまい。
クメール料理。海老のフリット(のようなもの)、クメールカレー(辛くない)、トマトとココナッツのスープ(これが、絶品だった!!!)、チャーハン。
■カンボジア三日目(最終日)
シェムリアップから東に80㌔のところにあるベンメリア遺跡に行くために5時起き。
ホテルで朝食。(写真なし)
お昼はツアー会社が用意してくれたお弁当。
竹の籠に入っている日本食。
おにぎり、たまごやき(らしきもの)、野菜いため(らしきもの)、焼魚(雷魚のこども!)、漬物(ピクルス)などなど。
かわいらしいカンボジア版日本食。
これがカンボジアでの最後のご飯。この時点でデジカメの電池が切れていて携帯カメラでの撮影です。
(この後空港でも食べたけど写真なし。)
自分のメモ用も兼ねて長くなってしまいました。
ここまで観てくれた皆さん有難うございます。
アンコール遺跡の写真も近いうちにアップします。
カンボジア、ほんとオススメです。
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