沖縄では読谷村の日航アリビラに滞在していたのですが、アリビラのすぐ近くに、とっても美味しい沖縄郷土料理を食べさせてくれるお店があるのでご紹介。
この「琉球料理ふるかた」は、渋谷で沖縄料理の飲み屋をやっている知人が教えてくれたお店です。
那覇や名護からも、わざわざ車を1時間半飛ばして食べにくるヒトもいるとか。
ここで出てくる食事は琉球王国時代の食文化の再現。
といっても、堅苦しいものではなく調味料や添加物は一切使用していない、むかしの素朴な家庭料理です。ゴーヤチャンプルやソーキそば、タコライスなんて定番メニューは一切出てきません。。
初めて食べる素材、食感、味付けなのに、何故か懐かしい感じがします。
美味しいし、なんだか体の中がキレイになっていくような気がします。
コース料理のみで4000円と6000円。
オリオンビールの生と泡盛(北谷長老、残波など)もすすみます。
店内は座敷もあって広めですが、カウンターに座ってふるかたのお父さんとお母さんとお話しながら食事をするのがおススメ!
(私たちが行ったときには、読谷村に住む「人間国宝」の方がカウンターの隣で飲んでました。人間国宝に沖縄の豆腐文化について語られてしまった。笑)
今回、地元のヒトと話す機会がある度に「海が汚くなった」という台詞ともうひとつよく聞いた台詞。
「沖縄料理は美味しいですねえ」という話をするたびに出た台詞が「むかし、沖縄は本当に貧しかったんだよ」という言葉。
結局、沖縄料理は日持ちのする保存食として、大豆や芋を添加物なしでアレンジしたものが多い。
今や沖縄の食の代名詞ともなった紅イモも、この読谷村が発祥。
むかしは本当に芋しか作れなかったそうだ。
飽食の時代にこういうスローフードがブームになっているのは分かるような気もしますが、よく考えるとなんとも皮肉な話だなあと思ってみたり。
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