昨日は友人の知り合いの建築士の面々と久しぶりに飲む。
(この集まりには「196」という名前がついている。)
友人とはよく会っているが(先日もキダムのチケットをくれた!)、彼女の紹介で知り合ったこの建築士たちと会うのは実に4年振り。
「そんなに会ってなかったっけ〜?」と、4年という年月に我ながらびっくりしてしまった。
会おうと会うまいと、年月は誰の上にも平等に過ぎていくものだけど、彼等のこの4年は私の4年とは比べモノにならない程いろんな事があった筈だ。
彼等が勤めていた大手住宅メーカーは数年前、突然経営が破綻した。
結果的に別の大手住宅メーカーに吸収される形になったのだが、一級建築士の資格を持つ彼等は会社の提示してきた選択肢ではなく、それぞれが就職先を見つけ、今は皆別々の会社で働いている。
世の中は不景気だ、リストラだ、と騒がれているけれど建築士はやっぱり強いなあと思う。
一級建築士という「資格」に意味がある訳じゃなくて、専門的な分野の「知識」と「技能」と「経験」と「誇り」を持っているということが強み、だと。
私より少し年上の彼等は、まだ30代。
同じ会社にいた頃は定期的に集まって飲んでいたようだが、会社の破綻後会うのは実は昨日がはじめてだと云う。
現状を受け入れ、気持ちの整理をつけ、新しい環境に馴染むのに、こなさなければいけないことがいっぱいで、こうやって仲間に会うのにも数年の年月が必要だったのかもしれない。
久しぶりに会う彼等は、昨日まで一緒に働いていたかのように屈託なく笑い、よく飲み、愉しそうだった。
「今の会社に来てさあ、前の会社がいかに正しいことをやっていたかが分かったよ。だから潰れちゃったのかなあ(笑)」
と皆が口々に云っていたのが印象に残っている。
生きていると本当に、予想もつかないいろんな事が起こる。
どんな時も自分らしくいれるように、自分らしさを育むことが今の私の目指すところかな。
(「頼むからそれ以上育まないでくれ!」と身近なヒトたちから云われそうな気もしますが。笑)
(追伸)
久しぶりに行った新宿「浪曼房」は、相変わらず雑多でイイ感じでした。
新宿御苑のあたりに住んでいた頃、浪曼房によく行きました。酔って「散髪して欲しい」っていう後輩の髪を切ったことがあります。店員さんも「ハサミのお客様は・・」と言ってハサミを用意してくれました。髪を切られた男は救急病棟24時に影響され、退職し、大学の医学部で勉強しています。
投稿情報: iida | 2004-02-11 23:01
雑多だ!笑。
そうか~。
むかしお店ですれ違ってたかもしれないね~!
今度一緒に行きましょう。
投稿情報: okuizumi | 2004-02-12 09:23