単純に面白かった!
この手の、エンターテイメント小説(と云うのでしょうか?)を読んだのははじめて。
なんというか、でっかい舞台での話で男性向けの小説ですね。
作者の服部真澄氏は女性というのにはびっくり。
新刊『GMO』(上下)も、どの書店に行っても並んでます。
これも読んでみようかな。
杉本氏もよく云ってますが、「本を読むタイミング」ってあるなあ、と思います。
例えばこの『バカラ』。
エンタメ小説とは云っても、舞台は政界・財界・マスコミ界。
明らかに実在の人物をモデルにしたりしてリアリティを煽っているところが面白さに拍車をかけているんだけど、数年前の私だったらその辺りの勘所が全くないのでピンとこず、これほど愉しめなかったと思います。
バカラ賭博で借金を背負う主人公の雑誌記者が巨大組織のスクープを追う姿も、現在企業広報の仕事をしている私には非常に興味深く読めました。
エンタメ小説ではないですが、新聞記者の葛藤を描いた作品では横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』がオススメ。
この本の感想はこちらに書いてます。
▼BOOKレビュー:『クライマーズ・ハイ』(横山秀夫)
http://www.future-planning.net/xp/modules/news/article.php?storyid=486
コメント